ビダダリグループが生まれたウブドのマス村では、バリの最初の聖人の話が残ってます。“ダンヒャンニラルタという僧侶が杖を土にさしました。それから芽が出て大きな木になり、金(マス)の花が咲いたらしいのです。
それが、マス村のいわれです。自分の魂と木の魂を一緒にする事で、新しい命が生まれる(呼び覚ます)という叡智を物語ってくれてます。
その含蓄の深い言葉は、杖から生を作り出すという芸術的な創造(クリエイティビティ)のはなしにも、人類のための話にもとれます。その教えから、マス村は彫刻芸術の発展した村になっております。
ビダダリもそこで生まれました。そしてその智慧に敬意を払っおり、叡智という土の上に、天のエネルギーが降り注で発芽する胚芽のようなパワーをもつ、みんなの集う器でありたいと思っております。その器で、皆と地球の未来をつくってゆきたいと思います。
また、バリ文化の中には、全体が調和し、一つの世界を形成する、そして、その中の個人は、役割分担をし、お互いが尊敬し合い、助け合うという意識(バリマンダラ)があります。個といものが、小さな個を超えた、大きな輪で結ばれている訳です。
バリ島に存在する法人として、そのようなバリ独自の世界観とアイデンティティを持った存在でありたいと思ってきました。
私たちは、自分達の使命として、世界をひとつの全体として、そこに住む皆が幸せで平和になるような活動をしてゆきたいと思ってます。