DEWA YOGA

古来よりバリ島は、瞑想の地として祈りに包まれた島でした。
その祈りの島のバリで生まれたヨガが “デワヨガ” です。

古代インドネシアで生まれ、8世紀から14世紀にかけてジャワ島で育まれたタントリズム瞑想法は、”バリヒンドゥーダルマの教え“として、現在もバリ島で継承されています。

古来よりバリ島は、瞑想の地として祈りに包まれた島でした。その祈りの島のバリで生まれたヨガが “デワヨガ” です。

大自然、天地の波動、光、音を感じながら、生かされている自分に気づき、愛に気づき、自分が自然そのものであることを思い出しながら、心を満たします。

 

バリの生活の中心は祈り

バリは生活の中心に祈りがあります。
仕事*社会への奉仕と祈り*ライフワーク(芸術活動など)この3つが等しくある生活を想像できるでしょうか。人生をバランスをとって生きております。
例えば、もし仕事が忙しくなり祈りの時間が取りにくくなれば〝仕事を辞める〟という判断をとることもあります。

特に女性たちは、お供え作りや神ごとに手を休めるひまがないほど忙しいように見えます。
日本の神道のように、バリでもすべてのものに神様が宿ると考えられています。その為いたるところに毎朝、或いは毎夕、美しい花や植物で作ったお供え物(チャナン)をそなえ、感謝を込めて祈ります。

感謝と祈りの行事が、毎日のようにおこなわれます。車などの鉄に祈りを捧げる“鉄の日”は鋭利に自分を瞑想で研ぎ澄ます日でもあります。「ニュピ」といってサカ暦の新年は、火や電灯はじめ、さまざまな営みがストップし、飛行機も飛ばない日の前日に儀式を行い、満月や新月の日なども祈りを捧げます。また、大きなセレモニーごとに何日も前から準備が始まり、寺院と地域住民が一体となって法事ごとが執り行われます。
現地のカレンダーは、様々なセレモニーの日取りがびっしりと記されています。田んぼいったんいったんごとにも、祈りを捧げる祠があるのです。日々どれほどのエネルギーを祈りに割いているのか、計り知れません。

それほどまでに自然や大いなるものへの畏怖の念を持ち〝生かされている〟ことへの感謝の祈りを欠かさない姿勢や〝必要なものはすでに与えられている〟という感覚は、文明を追い求める風潮に慣れてしまった人達にとって〝足るを知る〟心豊かに生きるヒントになるように感じます。

現地に住む方々はしばしばこう言います。
「どれだけ貧しかったとしても、バリ島で飢えている人を見ることはない。それは、神様(自然)への感謝とそこからの恵みの循環があるので、余裕があるから助け合いの精神をうみださします。」

これは緑豊かで自然に恵まれている環境であるという点も影響しているはずです。それに育まれた舞踊やガムラン演奏、寺院でのセレモニーや影絵など、さまざまな形で幼少期から行われる文化や精神教育や祈りが、穏やかな国民性や思想を育んでいるように感じられます。

とはいえ、数十年前とは違い貨幣経済が浸透した現在のバリでは、日本と同様「お金が大切」という感覚に陥る人が増えていることも事実です。
ここで、いまいちど考えたいことがあります。

 

クリアな意識を持つために

この地球に生まれ、ひととして生きていく、そのために大切にすべきことは、何なのか
自分なりの答えを見つける、クリアな意識を取り戻すために、あなたも祈りの国バリのデワヨガに触れてみませんか?

デワヨガでは、最初に母である大地に祈りを捧げるます。母を感じ「最初に感謝を捧げる大切なのはここだ」ということを思い出すことができます。家族や自然に、愛情を注ぐステップから始めます。

 デワヨガは、赤ちゃんが成長していく過程をみて作られたヨガです。
バリでは産まれて3ヶ月のときに、初めて土を踏むことができます。
大地の神様に「ここを踏ませてください」という儀式をして、この土地に立つことができます。この地球に産まれ、恵みを与えられ、立つことができている。そのことだけでもどれだけ尊いことなのか、思い出すことができます。

 

ウサダヨガ

またウサダヨガ(健康ヨガ)という側面も、デワヨガにはあります。
デワヨガ創始者のレゲッグさんは、インドネシア王朝に代々支えた治療家の末裔でもあります。代々大切に受け継がれた健康のための叡智が込められたヨガでもあります。

自分の心に、身体に気づくこと
置かれている状況に気づくこと
指し示されている道に気づくこと

デワヨガの目的は「サダール」 
「覚醒」ではなく「気づき」です。

もし自分を開き、見定めることができたら、本来の生きる道がわかります。
光を見出すことができれば、すでに示されている道に「気づく」ことができたら、ただそれを実践するだけです。

 

緑の地球、緑の魂

癒しの力に満ちた、緑の地球、その緑の魂を感じてください。
人知を超えたそれに、フォーカスします。
いろいろなことを、メディテーションなしに成し遂げることは難しいです。
見えない世界と見える世界があります。見えない世界は瞑想で見ます。

日々心を込めてお祈りをして、光をいただきます。
実践することが大切です。
考えられることではなく、教えられることでもありません。
実践することで、心と身体の状態が自然に変わります。それで、目が開きます。

 

デワヨガの実践

体から健康になるために、ウサダヨガを取り入れることもできます。

自分の神さまは光を与えてくれています。それに対して真剣で、集中して、実践すれば、必ずそれを感じることができます。
何を心に願うか、それを実行できる集中力と確信と、愛が大切です。
本当はものすごくシンプルなことなのです。

もし集中すると、私たちはクリアになります。分かるようになります。
お掃除をするように、それと同じことです。

「ラサ」(感じる)とは、神と繋がることです。
何をやるべきか、病気の人がいたとしたら、その人の気持ちが分かるようになります。自分の神とコネクトすることで、その人にとってのソリューションはなにか分かります。

ヨガをするときも、メディテーションと一緒にやれば、落ち着いた平和な気持ちが訪れます。
私たちが平和になれば、何をどうやったら助けられるか、分かるようになります。

ヨガは全人類が幸せになります。
まずは自分の体を、自分の中を見つめます。内側から光が出てきて、それでたくさんの人が寄ってきます。いつも、それは中から起こります。
最初はまず自分の中を光で満たします。そして周りの自然へ。中から出てこないと、誰がよくするのでしょう。
「自分の中から光を満たす」それがヨガです。それが、手を合わせるメディテーションです。

いろんなエゴがなくなることで、争いごともなくなっていきます。
抗争やテロの根底には、嫉妬があります。
そういう暗い状態を明るく光で見定めるというのが、ヨガです。

レゲッグ先生のデワヨガは「愛情」と「守るため」のヨガです。
癒す力、きれいにする力は、みんなが持っています。
使う方法を分かっていないだけのことです。

あなたもデワヨガ通じて「気づき」の扉を開いてみませんか?

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